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少し前に 雑誌 "Time" の記事から引用文を提供したのですが、 (When life exploded, TIME, 12/5/95) それは 一般的に、進化論に基ずいた生命の起源説の深く隠された問題を曝けだしています。その記事によると、コケムシ(bryozoa)類以外の全ての動物門(Phyla)は、キャムブリアン初期に存在し、それもごく短い期間(最高でも一億年以下)に出現していることが示されているのです。

ハーバード大学の考生物学者ステイーブン ゴウルド:「速い(進化)というのは知っていたが、これは私達の想像以上の速さだ。これは非常に興味深い。」

地質学者サムエル ボウリング、 M.I.T.: 「これで "速い"というのがどんなに速いのか解った。そして私が友人の生物学者達に聞きたいのは、彼らが気まずくなるのは進化がどれだけ"速く"なってからなのかということである。」

インディアナ大学の生物学者ルドルフ ラフ:「進化には限度があるに違いない、結局私達は全く同じ体の仕組みを五億年も持ち続けているのだから。」

古生物学者G. M. ナーボン, Queens U. : 「ダーウインが"生命の起源"で記述したのは安定した、着実な背景の進化だった。 ところが今みてみると、不ダーウイン的な進化が非常に短い期間に作用したのが解る。 そしてその期間に全てのアクションが起こったのだ。」

私達が知っているのは、(実際に、そして確実に) 私達が現在認識する大部分の生物の体の構造はすでにキャムブリオン初期の化石の記録に存在しているのです。 上記の著者の引用文が明言するように、この化石記録は平衡な生命の起源の記録で、変化の記録ではありません。 私達が今日この地球に見る全ての主な動物の種類は、既にこの化石を豊富に含んだ初期の沈殿層に発見されているのです。

最近、分子生物学歴史上の主要な画期的事件が、線虫類の遺伝子を完全に分析することによって 達成されました。 Caenorhabditis elegans. Caenorhabditis は私達が全ての遺伝子の順序を分析した一番最初の複雑な生物です。i その950万のベースペアーは約23,000 の遺伝子を表わし、 少なくとも40% のその遺伝子は人間にもまた表されています。 進化論的な解説をつかった古遺伝子学の関係や、分子分類の億測によると、類似の生物と相違の生物に共有されている遺伝子は、共通の先祖によって共有されていた遺伝子だということです。 つまり、40% の Caenorhabditisと人間によって共有されている遺伝子は、線虫類と人間の共通の先祖の構造の複雑さを最小数によって表しています。 しかしその先祖はごく最近までちっとも複雑な特徴、構造のないものとして記述されていたのです。 そしてその先祖はもちろん仮説的なもので、 化石による表示はちっともありません。

私達はもう「この先祖は化石になって保存されなかっただけだ」という幻覚のもとに満足することはできません。この進化過程は、プレキャムブリオン時代にわたって長時間をかけて起こったとされていて、中国、そしてエディアカラン動物相で私達がみたように一億年"以下"で成る出来事ではありません。 しかしプレキャムブリオン層深くにはちっとも後生動物の化石など発見されず、それながらも、進化論のシナリオによると、 この時代に全ての主な動物類が起源したということなのです。 その他の詳細については、複雑性complexity そして 生命の起源につしての論文をこのウエブページの他のセクションで読んで下さい。

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Ó 2010 Arthur V. Chadwick, Ph.D.